営業保証金とは?
営業保証金というのは、宅建業者の営業上の取引による債務の支払いを担保するための保証金のことです。
営業保証金は、宅建業者の営業活動の社会的安全を確保するために、営業を始めるときに供託所に供託されます。
営業保証金制度と宅建業法について
昭和27年に宅建業法が制定されてから、宅建業者にはさまざまな指導や監督が行われてきましたが、悪質な業者による事故や紛争が絶えませんでした。
中には、消費者に損害を与えるケースも多く、公正で円滑な取引が阻害されてきました。
そこで、昭和32年の宅建業法の改正では、宅建業者による不動産取引の社会的安全性を確保するために、宅建業者の業務に対して規制するだけでなく、新たに営業保証金制度が設けられました。
これにより、万一事故などが起きた場合には、この保証金から填補することで、消費者の被害を最小限にとどめられることになったのです。 |