売主の担保責任とは?
売主の担保責任というのは、売主が、売買の目的物に瑕疵のあるときに、買主に対して負う責任のことをいいます。
具体的には次のようなものがあります。
■追奪担保責任
⇒ 次のように権利に瑕疵のある場合を追奪担保責任と呼びます。
・他人の権利の売買の場合
・数量不足と一部滅失の場合
・他人の権利によって物の利用が制限される場合
・他人の担保物権の行使によって所有権を失った場合...など
■瑕疵担保責任
⇒ 目的物に隠れた瑕疵のある場合を瑕疵担保責任と呼びます。
売主の担保責任があった場合には?
売主の担保責任があった場合には、買主が善意であるのか悪意であるのかによって、多少異なりますが、買主には次のような権利が与えられます。
■契約の解除権
■損害賠償請求権
■代金減額請求権(ケースによります)
なお、この場合、売主の故意過失は問題とされません。 |