納まり不良とは?
建物の壁と床との取り合い部分などのコーナー部分は、水平の部材と垂直の部材との接合部分が、丈夫であるだけでなく、正確に組み込まれていて、見た目にも不快感がなく美しくなければなりません。
このような状態でない場合を、総称して「納まり不良」といいます。
例えば、木材の含水率が20%以上もある場合には、取り付け後の収縮や反りなどによって、当初の納まりが悪くなって不良になる場合があります。
ちなみに、納まりが良いというのは、建物のコーナー部分が図面どおりに正常に工事されていて、十分な状態であることをいいます。
帯筋とは?
帯筋というのは、鉄筋コンクリート柱の主筋を、水平面で相互に連絡し、圧縮力によって主筋が外に出るのを防いでいるもののことをいいます。
帯筋は、主筋の組み立て配置を確実にするだけでなく、柱の剪断補強にも役立ちます。
また、主筋の座屈、それに伴うコンクリートのはらみ出しを防いで、柱の圧縮強度を増大させます。 |