フラット35と民間融資の組合せについて
フラット35と民間融資の組合せのメリットは、フラット35のメリットを活かしつつ、民間の住宅ローンを活用することができることです。
フラット35のメリットとしては、住宅金融支援機構の定める住宅の耐久性などの技術基準に適合した住宅が対象になるので住宅の質を保てることや、長期固定金利で返済額が完済時まで確定できることなどがあります。
では、これらのメリットを活かしつつ民間住宅ローンを活用するにはどうしたらよいのでしょうか?
フラット35と民間住宅ローンの併用の仕方について
フラット35は、上記のメリットだけでなく融資条件も全国共通で明示されているため借りやすくなっています。よって、まずはフラット35を軸に低利の民間住宅ローンを併用することを考えたいです。
具体的には、例えば、フラット35と5年固定の財形融資で3,000万円を必要とする資金計画に対しては、財形融資を利用しなくても民間融資の変動金利を利用することで、5年固定よりも低利な変動金利が可能になります。
しかしながら、この場合は、年2回の金利見直しのため5年後の借入残高は不明ですので注意が必要です。また、6年目はその時点での金利が適用されることにもなります。ちなみに、その時点の金利も不明です。
フラット35は完済するまで金利の変更がないので安心ですが、民間融資の金利優遇との組合せができる場合もありますので、事前に問い合わせてみるのがよいかと思われます。
民間融資の金利の優遇されたものを短期の借入れとし、借入金の残高を少なくして将来の金利上昇に対処するということも検討に値するかもしれません。 |